ウマヅラハギには、とても懐かしい思い出があります。わたしの実家は漁師をしていて、愛幸丸という漁船を操業していました(これは今の私の会社名の由来でもあります)。
私が中学生の頃、地元の橘湾でウマヅラハギが数カ月にわたって大量に獲れた時期があり、母に朝早く起こされて皮を剥ぐ作業を手伝っていました。独特な内臓の臭いと、指紋を削り取るほどに難くザラザラとしたウマズラハギの表皮の感覚は今でも覚えています。
のちに、このウマヅラハギが美味しい酒のツマミになる事を知りました。
株式会社愛幸丸水産
代表取締役 井上 卓司