ヤリイカのオスは、胴長が35㎝を超えるものも居ますが、メスはおおきくなっても胴長は20㎝前後です。胴体は細長く、足が極端に短く、漁獲された直後は透明、時間が経つと茶色になり、鮮度が落ちてくると白っぽくなってくる特徴があります。
黄海(朝鮮半島・九州・上海に囲まれた海)全域と東シナ海東武海域に分布します。
寿命は1年で、秋に三陸から成イカが、晩夏から秋には各地から当歳もの小ヤリイカが市場に出回り始め、徐々に大きくなります。
味は、小ヤリイカから春の大ヤリイカまでそれぞれ少しずつ違っているので、色々な時期に食べてみて自分好みのサイズを見つけることも楽しみのひとつになるでしょう。
他のイカと比べると墨袋は小さく、皮は剥ぎやすく、熱を通しても身は硬くなりません。
長崎大学 海洋未来イノベーション機構
次世代養殖戦略会議 コーディネーター
室越 章